無職でキャッシングは危険！お金に困った時の対処法をご紹介

現金が必要な時にどうするか、その手段の1つがキャッシングです。キャッシングは便利ではありますが、利用するのはあくまでも返済能力があることが前提です。

無職で収入がないとき、現金が必要だからとキャッシングを検討する方もいるかもしれませんが、無職でキャッシングをするのは危険です。

無職でキャッシングしてはいけない理由、そして、お金に困ったときの対処法についてご紹介していきましょう。

無職でのキャッシングは借金苦に陥るリスクがある

無職ということは、収入が無い状態になります。この状態でキャッシングをしても、返済するだけの収入が得られなれば返済はできません。

返済に遅れる、遅延損害金が発生する、利息も合わせて借金額が増える、更にキャッシングを重ねてしまう、と借金苦に陥ってしまう恐れがあります。

ですから、無職で収入がない、返済資金が用意できない状態でキャッシングをするのは危険なのです。

無職でキャッシング審査に通るのが難しい理由

キャッシングをする際には、申し込みをして審査を受けなければいけません。無職でキャッシング審査に通ることは、決して簡単ではありません。

無職だとキャッシング審査に通らない主な理由は、2つ挙げられます。

• 返済能力
• 総量規制

まず、無職で収入がないと、先ほど紹介した通り返済のための資金が用意できず、返済が滞ってしまう可能性が高いため、返済能力が無いと判断されます。

また、消費者金融やクレジットカードでのキャッシングは総量規制の対象となります。

つまり収入がゼロの無職の方は、年収の3分の1もゼロ、つまり借り入れ可能な金額がゼロになってしまうわけです。

無職でもOKなキャッシングは闇金の恐れ？

無職の人は返済能力と総量規制の関係でキャッシングをすることはできないとご紹介しましたが、たまにブラックOK！無職でも即日融資！という広告を目にすることがあります。

お金に困っているからと言って、このような甘い広告の業者は決して利用してはいけません。

無職というハイリスクな相手に簡単にお金を貸すという業者は、闇金であると考えてください。

一度借り入れをしたら取り立てや高金利に苦しめられてしまう恐れが高いため、決して利用しないようにしましょう。

無職でキャッシングする方法

では、無職でキャッシングは出来ないのでしょうか。

確実に返済できる金額を借り入れする、計画的に利用するということが、キャッシングでは大切なのです。

総量規制対象外の銀行カードローンは利用できないの？

無職の人がキャッシングを利用できない理由の1つとして、総量規制があることを紹介しました。

では、総量規制の対象ではない銀行の借入商品は利用することが出来るのでは？と思う方もいるかもしれませんが、銀行カードローンを無職で利用する事はできません。

確かに銀行カードローンは総量規制の対象外ですが、利用条件として【安定した収入】は必須条件となります。

年収の3分の1を超える借り入れは法的には可能ですが、相応の返済能力が求められます。

銀行カードローンには専業主婦(無職)が利用できる商品もありますが、配偶者に安定した収入が必要となります。

【関連記事】
専業主婦がキャッシングするためにクリアすべき条件とは

無職でお金に困った時にやるべき3つのこと

無職ではキャッシングできない、借金の申し込みもできないということになれば、お金に困った時はどうすれば良いのでしょうか。

無職でお金に困った時の対処法として、3つご紹介します。

対処法①就職する

まずは、収入を得られるように就職することを目指しましょう。正規雇用が難しくても、パートやアルバイト、短期勤務などで収入を得られれば、生活費を確保することが出来ます。

また、パートやアルバイトを継続して行うことで安定した収入を得られるようになれば、消費者金融や銀行のカードローンを利用できる可能性が出てきます。

【こちらの記事も参考に！】
定収があれば主婦もカードローンを利用できる！

対処法②年金担保融資を利用する

年金担保融資は、年金を担保としてお金を借りる方法です。

年金受給者が利用することが出来ますが、返済は支給される年金から天引きされるために得られる年金額が少なくなるリスクがあります。

また、年金担保融資は令和4年の3月末で申込受付を終了する期間限定の制度なので、利用を考えている方は注意が必要です。

対処法③生活福祉資金制度を利用する

生活福祉資金貸付制度は、保証人がいれば金利0％、保証人がいなくても1.5％という超低金利でお金を借りることができる制度です。

基本的には低所得者世帯や高齢者世帯に利用が限定されるためパートやアルバイトなどを行うことが求められますが、失業して現在就職活動中という方も利用することができます。

就職活動を行っていない方は利用できません。

生活福祉資金の他にも、生活支援費や住宅入居費として借り入れできる総合支援資金、冠婚葬祭などに利用できる福祉資金、教育支援費や就学支援費に利用できる教育支援資金など、目的に応じた融資制度があります。

市区町村役場で相談や申し込み、手続きをします。

番外編：不動産担保ローンは無職で利用できる？

不動産を担保としていれば、返済できなくても不動産を手放すことで返済が可能となるため、収入が無くても利用できると思っている方もいるのではないでしょうか？

しかし、不動産担保ローンは利用条件として安定した収入があることを明記しています。

不動産を担保とした融資でも、利用するためには安定した収入が必要であることを覚えておきましょう。

無職でお金に困ったらキャッシングではなく就職を検討しよう

無職でお金に困ったときは、返済能力がないと判断されるためにキャッシングやカードローンの審査に通ることはできません。すでに契約しているカードローンやクレジットカードのキャッシングは利用することはできますが、返済資金が用意できない状態で借り入れをすると借金苦に陥る可能性があります。

パートやアルバイトでも、安定した収入があればカードローンを利用できる可能性があります。無職でお金に困ったらまず就職を検討し、就職活動をしながら公的な融資制度を検討するようにしましょう。