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個人事業主がカードローンを選ぶ際のポイントと注意点

利用目的自由、いつでも自由に、好きな時に引き出せるカードローン。スピーディーな融資が可能となるため、個人事業主の方も利用を希望する方は少なくありません。

しかし、個人事業主はカードローンの審査に通りづらいなんて聞いたことはありませんか?自営業者でも、ちょっとしたポイントに気を付ければカードローンを利用することが出来ます。

今回は、個人事業主にオススメのカードローン、上手なカードローンの選び方、そして、注意すべきポイントをご紹介していきましょう。

個人事業主がローン審査に不利なのは確か

個人事業主がカードローン審査に通りづらいという噂、これは事実ではあります。

個人事業主は、サラリーマンのように毎月一定の収入を得ることが約束されているわけでなく、収入が不安定ということで審査に不利になってしまうのです。

しかし、個人事業主は絶対にカードローンを利用できないというわけではありません。

個人事業主が審査に通るためのポイントを見ていきましょう。

ポイント①借入限度額は低めにする

個人事業主は収入の面で不安視されていますので、高額な融資を希望しても審査に通るのは難しい傾向にあります。

ですから、最低限度額で申し込みをするなど低めの金額を申し込むと審査に通りやすくなります。

高額融資を希望する場合は、カードローンではなく日本政策金融公庫が行っている個人事業主・自営業者向けの公的融資も検討したいですね。

ポイント②事業実績がある

個人事業主の収入は不安定だと言われますが、数年にわたる営業実績があれば収入は比較的安定していると判断する材料となります。

逆に言えば、開業して間もない場合は審査に通るのが困難ということです。

2年もしくは3年以上の行実績があり、安定した収入を得ていると判断されることが重要となります。

ポイント③必要書類をしっかり用意する

ローンを利用する際には、本人確認書類や借入金額に応じて収入証明書が必要となります。

しかし、個人事業主の場合は、これにプラスにして以下の書類の提出を求められるケースがあります。

  • 事業計画書
  • 確定申告書
  • 営業許可証
  • 収支計画書
  • 資金計画書

もちろん、商品や取り扱い会社によって用意する書類の種類は異なります。ただ、すぐに用意できない書類もあるでしょう。

申し込みをしてから必要書類を準備すると時間がかかってしまいますので、あらかじめ用意しておくことをオススメします。

ポイント④個人事業主対象のカードローンに申し込む

個人事業主ということが不利に働いてしまうのは確かですが、個人事業主を対象としたカードローンであればその心配はありません。

一般向けのカードローンよりも審査に通りやすくなりますので、まずは個人事業主対象のカードローンを検討してみましょう。

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カードローンを選ぶときは利用目的に注意

通常、カードローンは利用目的自由となっています。

しかし、一般的なカードローンは事業資金目的での利用を禁止しており、生活費など個人用途に限定されているのです。

カードローンを選ぶ際には、その目的が事業資金目的なのか、個人用途を目的としているのか、確認しておきましょう。

事業資金目的に限定したカードローン商品もある

一般的なカードローンを事業資金目的で利用することはできませんが、事業資金目的で利用する為のカードローン商品もあります。

当然、法人や個人事業主、自営業者を対象としているものですから、一般の方が利用することはできません。

自営業者専用ローンは総量規制対象外

自営業者を対象とし、事業資金を借り入れする目的のローン商品は、総量規制の対象外となります。消費者金融や信販会社の商品を利用しても、年収の3分の1を超える借り入れが可能となるのです。

ただ、返済が苦しくなるような借り入れをするのは危険です。借入前には、毎月の返済額や返済期間などをしっかりシミュレーションしておくようにしましょう。

個人事業主にオススメのカードローン【事業資金目的】

では、事業資金目的で利用可能なカードローンをピックアップしてご紹介します。

カードローン名
取り扱い先
限度額
金利
必要書類
ビジネスサポートカードローン
アコム
最高300万円
年12.0%~18.0%
本人確認書類
直近1期分の確定申告書
事業サポートプラン(無担保ローン)
アイフル
1万円~500万円
年3.0%~18.0%
本人確認書類
確定申告書
事業実態を証明する書類
自営者カードローン
プロミス
300万円まで
6.3%~17.8%
本人確認書類
収入証明書類
事業実態を証明する書類
楽天スーパービジネスローン
楽天銀行カードローン
50万円~3,000万円
3.0%~15.0%
本人確認書類
確定申告書2期分
金融機関取引明細
資金繰り表
VIPローンカードBUSINESS
オリックス・クレジット
最高500万円
6.0%~17.8%
本人確認書類
収入証明書類

事業資金目的で利用できるカードローンは、多くあります。カードローンによって金利や限度額が大きく異なるので、それぞれチェックしておきたいですね。

個人事業主にオススメのカードローン【個人用途】

カードローンには、事業資金目的での使用NGという商品もありますが、一方で事業資金目的でしか利用できない商品もあることをご紹介しました。

では、個人事業主が生活費や娯楽費、レジャーや教育といった個人用途で利用する場合はどのようなカードローン商品があるのでしょうか。

カードローン名
取り扱い先・ブランド
限度額 金利
フリーキャッシング
プロミス
500万円まで 年4.5%~17.8%
カードローン
アコム
800万円まで 年3.0%~18.0%
モビットカード
SMBCモビット
最大800万円 年3.0%~18.0%
バンクイック
三菱UFJ銀行
最大500万円 年1.8%~14.6%
レイク
新生銀行
500万円まで 年4.5%~18.0%
スーパーローン
楽天銀行
最大800万円 年1.9%~14.5%

こちらは個人事業主専用のカードローン商品ではないので、必要書類は本人確認書と必要に応じて収入証明書の提出が求められます。

銀行カードローンは低金利が魅力ですが、消費者金融系のカードローンは即日発行も可能というスピーディーさが魅力です。

返済が長期になればなるほど、借り入れが高額になればなるほど、金利差が返済負担として大きく影響してきます。

審査が早いことは大きなメリットとは言えますが、できるだけ低金利で無理なく返済できるカードローンを選択するようにしましょう。

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個人事業主は利用目的と金利をチェックしてカードローンを選ぼう

個人事業主もカードローンを利用することはできます。ただし、自営業者は収入が不安定だと判断されてしまうのも事実です。

しっかりと事業実績を積むこと、必要書類を用意すること、そして、個人事業主を対象としたカードローンを選ぶなどに注意しておきましょう。

また、返済のことを考えて金利の低い銀行系カードローンからチェックすることも大切です。

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