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フリーローンに借り換えれば返済負担が減らせる!?

利用目的自由なフリーローンは、旅行や教育資金、冠婚葬祭など、日々の様々な状況に対応してくれる便利な借入方法ですよね。しかし、フリーローンは借り換え目的でも利用できることを知らない方は多いのでは?

多くのフリーローンでは、消費者金融会社、他校ローン、信販・クレジットの借り換え資金としても利用することが出来るようになっています。

フリーローンで借り換えをするメリットや、知っておきたい注意点について、詳しくご紹介していきましょう。

フリーローンは利用目的が比較的自由な借り入れ商品

まず、フリーローンというのがどのような商品になるのかを確認しておきます。

フリーローンは利用目的自由(事業性資金除く)で、融資は1回のみという借入商品です。

利用目的自由の借入商品としてはカードローンが有名ですが、カードローンは限度額内で自由に繰り返し借り入れができるものであるのに対し、フリーローンは一度きりの融資となります。

追加で融資を希望する場合は、再度申し込み手続きから行わなければならず、審査も再び受けなければいけません。

ただ、融資が1度きりとなるフリーローンは、カードローンよりも低金利になっていることが多いというのも特徴です。

【関連記事】
カードローンよりもお得な場合も!?知らなきゃ損するフリーローンとは

フリーローンが利用可能な借入目的をチェック

フリーローンは利用目的自由という借入商品ですが、具体的にどのような目的で利用されているのでしょうか。

いくつかピックアップしてご紹介してみましょう。

  • 家具・家電購入費用
  • 入院・出産費用
  • 個人旅行費用
  • 楽器の購入
  • 引越し資金
  • レジャー・スポーツ
  • 各種免許取得
  • 生活資金

このように、あらゆる目的で利用できるのがフリーローンの魅力です。

ただ、どのフリーローンでも事業性資金目的での利用はできないので注意が必要です。

【こちらの記事もおすすめ】
自営業者が借り入れをするために押さえておきたい3つのポイント

フリーローンで借り換えするメリット

フリーローンで借り換えをするのは、どのようなメリットがあるのでしょうか。

まず、フリーローンはカードローンよりも低金利で利用できる場合が多いということを紹介しました。

つまり、現在の借入よりも低金利のフリーローンに借り換えることで、利息差の分だけ返済負担を減らすことができるのです。

千葉銀行の返済シミュレーションを基に、例を挙げてみましょう。千葉銀行の多目的ローン(フリーローン)は、使途確認資料があれば年率5.2%、使途確認資料がなくても年率6.2%での借り入れが可能です。

現在の借入として、借入残高が50万円、年率15.0%、ボーナス返済無し、残りの返済期間が2年、そして使途確認資料なしという状況を考えてみます。

項目 借入中のローン ちばぎん
多目的ローン
総返済額 581,832円 532,920円
毎月返済額 24,243円 22,205円

このように、フリーローンに還ることで返済総額がおよそ50,000円程度もお得になるのです。

また、複数の借入をフリーローンで1本化すれば、返済管理が楽になるというメリットもあります。もちろん、利息差の分だけ返済総額を減らすことができるのも魅力です。

金融機関によってはフリーローンでの借り換えが不可という場合も

フリーローンは全てのフリーローンが借り換え目的で利用できるという訳ではありません。

取り扱っている金融機関によっては、フリーローンを借り換え目的で利用することが出来ない場合があるのです。

その1つが、三井住友銀行です。三井住友銀行のフリーローンの商品概要は、以下の通りです。

項目 内容
主な使い道 ・家具・インテリアの購入資金
・旅行資金
・婚礼に伴う資金
・引っ越しにともなう資金など
使用不可の目的 ・事業性資金
・投機性資金
・見積書や契約書等により確認できない資金
・個人間の売買契約
・お借入資金をお支払先に一括してお支払いいただけない資金
 (家賃・生活資金等)
・すでに支払済の資金
・当行または他金融機関からの借り換え資金
借入金額 10万円以上300万円以内

ライフプランに合わせて色々な場面で使用できるフリーローンですが、利用できない目的として借り換え資金とあります。つまり、三井住友銀行フリーローンは借り換えでの利用が出来ないのです。

フリーローンで借り換えを検討する場合は、事前に借り換えでの利用が出来るかどうかしっかり確認しておく必要があります。

【関連記事】
知っておきたい銀行ローンの種類と特徴

借り換え専用・おまとめ専用商品も要チェック

フリーローンは借り換え目的で利用できる場合も多いですが、借り換え専用ローンという商品もあります。その1つが、アコムの【貸金業法に基づく借換え専用ローン】です。

その商品概要が、こちらです。

項目 内容
貸付金額 1万円~300万円
貸付利率 実質年率7.7%~18.0%
資金使途 貸金業者債務の借り換え
必要書類 運転免許証
個人番号カードや健康保険証など
金融機関と比較すると金利が割高に感じるかもしれませんが、借り換え専用ローンは総量規制の対象外となります。借り換えやおまとめを希望するのであれば、消費者金融も候補として挙げることができる場合があるということはチェックしておきたいですね。

また、金融機関でも借り換え・おまとめ専用ローンの取り扱いをしているところがあります。その1つ、トマト銀行の商品概要もご紹介しておきます。

項目 内容
貸付金額 10万円以上800万円以下
貸付利率 固定金利…年4.8%、年6.8%、年9.8%、年13.8%
資金使途 消費者金融会社、他行ローン、
信販・クレジットカードの借り換え資金
必要書類 本人確認書類
印鑑
利用金額300万円超えの場合は所得証明書

トマト銀行本支店の営業区域に住んでいるまたは勤務している人が対象とはなりますが、一部地域は対象外となる場合もあります。

消費者金融などのカードローン商品と比較すると、かなり低金利で利用することが出来るので、対象地域に住んでいる方は要チェックでしょう。

【こちらの記事も参考に!】
カードローン金利を銀行系と消費者金融系ごとに徹底比較!

低金利のフリーローンに借り換えれば返済負担を軽くできる

フリーローンは、借り入れ目的が自由なので借り換え目的で利用できる場合も多くなっています。フリーローンで借り換えをすると、一般的なカードローンよりも金利がお得なことが多いので返済負担を減らすことが出来るメリットがあります。

他にも、借り換え専用のローン商品を取り扱っている金融機関や消費者金融があり、そちらの方が低金利で利用できる場合もあるのでチェックしておきたいですね。

ただ、フリーローンの中には借り換え目的で契約できない商品もあります。借り換え目的でフリーローンを検討する際には、今より低金利になるかどうかだけでなく、借り換え目的で利用できるかどうかも確認しておきましょう。

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