利用目的が決まっていればお得!?目的ローンの特徴を解説
キャッシングを検討する際に何を重視するか、やはり「どのようにして返済負担を少なくするか」を挙げる方が多いのでは?
出来るだけ低金利なカードローンを利用する、それも1つの方法ではありますが、それよりもお得に利用できる可能性があるのが、目的別ローンです。
目的ローンとカードローンは何が違うのか、どうしてお得に利用できるのか、その特徴を詳しく解説していきましょう。
カードローンと目的別ローンの違いとは
カードローンは利用目的が自由、限度額の範囲内で何度でも繰り返し借り入れすることができますが、目的別ローンは違います。
目的別ローンは、特定の目的のために必要な金額を借り入れるというものです。
つまり、限度額が設定されて繰り返し利用できるタイプのキャッシングではなく、その目的のために必要額を1度だけ借り入れするのです。
有名な目的別ローンを挙げてみましょう。
- 教育ローン
- リフォームローン
- メディカルローン
- カーローン
この他にも、多くの目的別ローン商品があり、銀行、消費者金融それぞれで取り扱われています。
目的別ローンを利用する際には、目的と金額を証明するための書類提出が求められるのが一般的です。
必要となる書類の一例を挙げておきましょう。
- 納品書
- 請求書
- 見積書
詳しい必要書類については、各商品内容をしっかりチェックしておきましょう。
カードローンと違い目的と金額がはっきり判明しているからこそ、お得な金利で利用できるわけですね。
もし目的別ローンの場合は追加で融資を希望する場合は、再度申し込み、審査が必要となります。
各社目的別ローンをご紹介
目的別ローンは具体的にどのような内容になるの?と疑問に感じる方のために、ここではいくつかの会社の目的別ローンをピックアップしてご紹介しましょう。
項目 | アイフル | イオン銀行 | ジャパンネット銀行 |
---|---|---|---|
目的 | 冠婚葬祭 医療 日常生活(教育・家具など) レジャー |
自動車 教育 リフォーム ペット サブカル デンタル 自転車 |
教育 リフォーム ブライダル 自己啓発 旅行 |
利用限度額 | 1万円~100万円 | 10万円~700万円 | 最高200万円 |
金利 | 年9.8%~17.0% | 年3.8%~13.5% | 年5.55%~11.75% |
一般的なカードローンの金利が、消費者金融で18%、銀行系で14~16%であることを考えれば、かなりお得な金利設定になっていることが分かります。
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返済負担は実際どのくらい変わるの?
カードローンと目的別ローンで金利差があることはご紹介しましたが、実際どのくらい返済負担が軽くなるのか気になりますよね?
そこで、今回は借り入れ期間5年で30万円を利用した場合を比較してみます。用いる返済シミュレーターは、イオン銀行のカードローンと目的別ローン(自転車ローン)です。
項目 | カードローン | 目的別ローン (自転車ローン) |
---|---|---|
金利 | 13.8% | 8.8% |
毎月返済額 | 6,949円 | 6,198円 |
返済総額 | 416,940円 | 371,880円 |
支払い金利総額 | 116,940円 | 71,880円 |
このシミュレーションは概算であり、カードローンの場合は残高スライド返済になるため実際の返済総額とは異なる場合があります。
しかし、金利差だけで計算しても支払い総額が4万円以上もお得になるのは大きいですよね。
キャッシングを検討したとき、目的や金額がはっきりしているのであれば、まず目的別ローンの利用を検討してみると良いでしょう。
目的別なのに利用目的自由?知っておくべきフリーローン
カードローンとは別に、フリーローンと呼ばれる商品もあります。
利用目的自由で利用できるキャッシング商品です
カードローンと何が違うの?と疑問に思うかもしれませんが、簡単に言えば、カードローンは繰り返し利用できるのに対して、フリーローンは1度きりしか借り入れが出来ません。
つまり、フリーローンとは目的別ローンの1つであり、その目的は申し込み者の希望するもので良い、ということになります。
フリーローンの場合も、利用目的と金額の確認のために資金使途確認書類の提出を求められるのが一般的です。
おまとめ専用のフリーローンとは
フリーローンの中には、複数の借金を一本化する目的のために利用することが出来るおまとめ用のフリーローンもあります。
おまとめ用で複数の借金がある方を対象としている商品なので、そのことが審査で不利になることはありません。返済能力があれば、審査に通ることが出来ます。
複数の借金を1つにまとめると、返済日が1つになる、金利分の負担が軽くなるといったメリットが期待できます。
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借り換え目的でフリーローンを利用することも可能
フリーローンは、まとめるだけでなく借り換えを目的とした利用もできます。
おまとめと借り換えの違いは、元々の借金が複数あるか、1か所だけか、という点ですね。
ただし、フリーローンの中には借り換え目的で利用できない商品もあります。また、現在の返済で滞納など問題があれば、審査通過は難しいでしょう。
利用目的が決まっているなら金利がお得なフリーローンがオススメ
お金を借りる目的が決まっている方は、カードローンよりも低金利な目的ローンがおすすめです。
目的ローンは利用目的やその金額があらかじめわかっていることで、通常のカードローンよりも低い金利での借り入れが出来るようになっています。
目的ローンを利用する際には、目的を証明する書類提出が必要であること、借り入れが1回のみであることといった商品特徴をしっかり把握しておきましょう。
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