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クレジットカードキャッシングのメリット・デメリット

クレジットカード会社大手のJCBの調査によると、クレジットカードを持っている方は84%となっています。それだけ多くの方がクレジットカードを保有しているわけですが、クレジットカードをショッピング目的で利用している方がほとんどではないでしょうか。

実は、クレジットカードでもキャッシングをすることができます。クレジットカードのキャッシングはいつでも自由にお金が借り入れできる便利な機能なので、いざという時に備えてその機能をチェックしておくことは大切です。

今回は、クレジットカードキャッシングの特徴、メリットとデメリットについてご紹介していきます。

クレジットカードキャッシングの使い方

クレジットカードには、ショッピング枠とキャッシング枠があります。そして、キャッシングを利用するために必要なのがキャッシング枠です。

キャッシング枠が設定されていれば、カードローンと同じで決められた限度額の範囲内で自由に借り入れができます。

キャッシング目的で利用する際には、クレジットカードがローンカードになるわけですね。

使ったキャッシング枠は、返済すれば復活するので何度でも繰り返し借り入れが可能なのです。

キャッシング枠は別途申し込み・審査が必要

キャッシング枠を設定するためには、クレジットカード申し込み時にキャッシング枠の申し込みをする必要があります。

キャッシング枠の設定はショッピング枠と審査が別ですから、ショッピング枠は利用可能でキャッシング枠は利用不可、という結果になることもあり得ます。

また、キャッシング枠の金額は自分で希望することができますが、審査結果によっては希望よりも減額される可能性もあります。

クレジットカードのキャッシング枠は、総量規制の対象となります。年収の3分の1以上の限度額設定はできませんし、他社借入があれば、その金額に応じて利用可能限度額が少なくなる可能性もあります。

新規申し込み時に設定しなくても、後からキャッシング枠を設定することは可能です。その際も申込・審査を受けることになりますので、必ずキャッシングが出来るとは限りません。

クレジットカードキャッシングとカードローンの違い

クレジットカードのキャッシングとカードローンは、どちらも同じように決められた限度額内で借り入れをします。

違いを挙げるとすれば、年会費、返済方法、そして金利が挙げられます。

具体的に比較してみましょう。

項目 クレジットカードのキャッシング カードローン
年会費 クレジットカードに準じる なし
返済方法 1回払いが基本
リボ払いを選択できるカードもある
残高スライドなどの定額払い
金利 割高な傾向にある 銀行系なら低金利での利用が可能

それぞれのクレジットカードによって金利や返済方法は異なりますが、カードローンは年会費は不要、返済も毎月定額払いが可能という点に違いがあります。

また、クレジットカードのキャッシングは金利が18%で設定されていることが多いため、銀行系カードローンの方がお得に利用できる場合が多いと言えます。

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クレジットカードキャッシングのメリット

クレジットカードでキャッシングをすることによるメリットをご紹介しましょう。

①カード管理が楽

キャッシングをカードローンで行うことになると、ローンカードの発行が必要となってきます。

しかし、クレジットカードのキャッシング枠を使えば、1枚のクレジットカードでカードローン機能とショッピング機能が利用できるです。

紛失のリスクが減る、カード管理が楽になることは、メリットだと言えます。

②キャッシング枠の設定さえあれば土日でも即日キャッシング可能

クレジットカードのキャッシング枠は、設定しておけばいつでも利用可能な状態になっています。

改めてキャッシングの申し込みをする必要はありません。

必要だと思った時、提携ATMから土日祝日問わずいつでも引き出すことが可能となるのです。

ただ、土日や祝日のATM利用については、利用可能ATMの設置場所や営業時間に注意しておく必要があります。

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③海外で使える

クレジットカードのキャッシングは、海外利用も可能となっています。

現地の提携ATMを使ってすぐに現地通貨を手にすることが出来ますし、両替するよりも手数料がお得というメリットがあります。

海外で多くの現金を持つことはリスクが高いですから、必要時に必要額を手にする手段として海外キャッシングを検討しておくと安心です。

ただ、頻繁に使用するとATMの利用手数料が積み重なっていきますので、利用する頻度には注意しましょう。

クレジットカードキャッシングのデメリット

クレジットカードキャッシングには、デメリットもあります。2つのデメリットをしっかり押さえておきましょう。

①ショッピング枠内にキャッシング枠がある

クレジットカードのキャッシング枠は、ショッピング枠内に含まれています。ショッピング枠を利用しすぎると、キャッシングが利用できない場合があるのです。

ショッピング枠が50万円、キャッシング枠が20万円の場合を例に説明しましょう。

ショッピング利用額 キャッシング利用可能額
ケース① 10万円 20万円
ケース② 30万円 20万円
ケース③ 40万円 10万円
ケース④ 45万円 5万円
ケース⑤ 50万円 0万円

ショッピング枠が50万円、キャッシング枠20万円というクレジットカードは、ショッピングとキャッシングを合計して50万円までしか利用することが出来ません。

ショッピング枠50万円とキャッシング枠20万円の合計、70万円分の利用が出来るわけではないのです。

ですから、その月のショッピング枠利用がいくらなのかによって、キャッシング可能額が変動してしまいます。

②金利が割高になる

先ほども少し触れましたが、クレジットカードのキャッシング枠は、設定金利が18%となっていることがほとんどです。

最高金利でも14~16%という設定になっている銀行カードローンは多くありますので、比較するとどうしても金利は割高になってしまいます。

金利が高くなるとそれだけ返済負担も大きくなるため、繰り返しキャッシングを利用する、高額なキャッシングを考えている方は通常のカードローンの方がオススメです。

借入を利用する頻度や金額を考えてからクレジットカードのキャッシング利用を決めると良いでしょう。

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クレジットカードの現金化は危険!

クレジットカードで借り入れをする方法として、クレジットカードの現金化を耳にしたことがある人は少なくないかもしれません。

クレジットカードの現金化とは

クレジットカードで購入した商品を換金して現金を得る方法。

キャッシング枠を使い切ってしまっていてもショッピングで利用できる枠は残っている、そんな人を対象に行っています。

しかし、現金化はクレジットカードの利用規則に違反していますので、決して行ってはいけません。

現金化がバレてしまえば、クレジットカードの利用停止になることもあります。

現金化自体は違法ではない、という広告は多くありますが、クレジットカード会社が認めている方法ではないということは覚えておきましょう。

必要時に役立つクレジットカードのキャッシングを要チェック

クレジットカードはショッピング利用だけでなくキャッシング利用をすることもできます。

クレジットカードキャッシングが利用できれば海外でも現地通貨のキャッシングができるので便利ですし、別途ローンカードを管理する手間もかかりません。

ただ、キャッシング枠は別途申し込み・審査が必要で、ショッピング枠の範囲内で設定される点には注意が必要です。状況に応じてカードローンと使い分けるようにしたいですね。

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