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クレジットカードの現金化業者を利用してはいけない3つの理由

クレジットカードは、ショッピングやキャッシングをする目的で利用するものです。しかし、クレジットカードで現金化できる、と聞けばどうでしょうか?魅力的に思ってしまう方もゼロでは無いはず。

クレジットカードの現金化は、一見魅力的に思えるものです。ただ、クレジットカードの現金化にはリスクがあり、積極的に利用して良いものではありません。クレジットカードの現金化業者を利用してはいけない3つの理由について詳しくご紹介していきましょう。

クレジットカードの現金化とは

まず、クレジットカードを現金化するとはどのような仕組みなのでしょうか。

クレジットカードの現金化は、クレジットカードを現金にするのではなく、クレジットカードのショッピング枠で現金を手に入れる、というものです。

具体的な仕組が、こちらです。

①クレジットカードで買い物をする(ショッピング枠を利用)
②購入した商品金額の決まった割合の現金を受け取る
③後日クレジットカード利用代金を支払う

つまり、購入した金額に応じて一定割合の現金キャッシュバックを受け取るというのが、クレジットカードの現金化なのです。

例えば、現金還元率が80%という業者であれば、50万円の商品を購入して40万円をキャッシュバックしてもらうことができる、現金として手にすることが出来るということになります。10万円で商品を購入したことと同じ意味合いになるわけです。

ただ、クレジットカードでの支払いは50万円であることは変わらないため、後日50万円の請求が発生し、それを支払う必要があります。

キャッシング枠を使い切ってクレジットカードのキャッシングが利用できない、消費者金融を利用するのは抵抗がある、現在無職でカードローンの審査に通らない、という方が、クレジットカードの現金化を検討する傾向があります。

購入した商品の取り扱いパターンは2つ

クレジットカードで商品を購入すれば、その商品が自宅に届くことになります。この商品をどうするかは、現金化業者によって異なります。

パターンとしては、2つあります。

  • 購入した商品が手元に残る
  • 購入した商品を指定先に発送する

手元に残った商品は、自分が購入したものなので自分で使っても構いません。購入した商品を現金化業者などの指定先に発送する場合は、指定された方法に従いましょう。

クレジットカードの現金化業者を利用してはいけない3つの理由

自分のクレジットカードを使って現金を手にすることが出来るのは、一見魅力的に思えるかもしれません。しかし、安易に現金化業者を利用してはいけません。

その3つの理由が、こちらです。

  • クレジットカード会員規約に違反する
  • カード利用代金は後日支払わなければいけない
  • カード番号や個人情報悪用の恐れがある

この3つの理由について、詳しく見ていきましょう。

理由①クレジットカード会員規約に違反する

まず、クレジットカードの現金化をしていけない根本的な理由は、クレジットカードの会員規約に違反してしまう為です。

クレジットカード会社は、換金を目的とするクレジットカードの利用を認めてはいません。このことは、どのクレジットカード会社も会員規約できちんと定めています。

クレジットカードのショッピング枠とキャッシング枠は、審査を行って利用者の信用に応じて決定したものです。ですから、本来ショッピング目的利用すべきショッピング枠を使って現金を手に入れる、換金目的で利用するのはNGとしているのです。

カード規約に違反していることが判明すれば、カードの利用停止、現在利用した分の金額の一括支払いを命じられる恐れがあり、クレジットカードを強制解約させられる場合もあるということを覚えておかなければいけません。

理由②カード利用代金は後日支払わなければいけない

クレジットカードを現金化して現金を手にしたとしても、それは一時的なものです。後日、クレジットカード会社からは利用した金額についての請求があり、それを支払わなければいけません。

現金がなくて必要に迫られて現金化したのであれば、後日の請求に対してしっかり支払いが出来るか分かりません。遅延損害金の発生や、支払いできないことにより借金を繰り返してしまう恐れが出てきます。

また、実はクレジットカードの現金化は消費者金融を利用するよりも高金利になるケースが多くあります。

50万円の商品を購入し40万円の現金を受け取ったケースの場合では、もちろん後日クレジットカード会社に50万円を支払わなければいけません。

これを40万円を借入れて10万円の利息がついた、と考えれば、30日後に返済したとしても年率で30%の金利と同じ扱いになります。

消費者金融の金利が18%~20%であることを考えれば、現金化がいかに高金利の借入かが分かるでしょう。

理由③カード番号や個人情報悪用の恐れがある

クレジットカードの現金化業者には悪質なところも少なくありません。現金化をするためには、本人確認書類やクレジットカードの写真が必要になる場合が一般的です。

このような個人情報が悪質な業者に渡れば、勝手に借金を作ったり詐欺のために使われたり、悪用されてしまう可能性が高まってしまいます。

また、悪質な業者は手数料と言って、渡される現金が異様に少なくなる、というケースも出てきます。高還元率に期待して利用してみたら散々だった、ということは珍しくありません。

クレジットカードの現金化業者を利用する際には、そのリスクを考えなければいけないのです。

クレジットカード現金化は違法ではない?

クレジットカードの現金化について調べてみると、クレジットカード現金化は違法である、違法ではない、と2つの意見があることに気づきます。

クレジットカードの現金化は、何等かの法律に違反しているわけではありません。クレジットカード会員規約に違反することで利用停止の恐れがある、何らかのトラブルに巻き込まれる恐れはありますが、法律に違反しているわけではないのです。

しかし、違法ではないから安心なのか、とは一概に言えません。現金化は一時的に現金を手にすることが出来るので助かるのかもしれませんが、悪質な業者が存在していること、そして、カード規約に違反していることは事実なのです。

何らかの犯罪やトラブルに巻き込まれから後悔しても、遅いのです。

消費者金融の方が安心?

もし、消費者金融を利用する事に抵抗があって現金化を検討しているのであれば少し待ってください。

正規の消費者金融は、貸金業登録をして金融庁の公式サイトに社名や住所などが掲載されています。

そこに登録のある業者であれば、安心して利用することができるのです。また、正社員ではなく審査が不安だという方もいるかもしれませんが、収入がある主婦、学生が利用できるカードローンも多くあります。

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学生向けキャッシングのメリット・デメリットを解説

テレビCMでも目にするような大手消費者金融は、誰にも知られず利用できるような仕組みもきちんと完備されており、多くの利用者がいる経験と実績で安心して利用することができます。もちろん、金利も法定金利で安心です。

現金化するよりもお得に利用できる可能性が高く、即日融資を実行しているところも多い消費者金融は、現金化を検討する前に調べておきたいですね。

【こちらの記事も参考に!】
カードローン金利を銀行系と消費者金融系ごとに徹底比較!

クレジットカードの現金化業者は利用しない方が安心

クレジットカードの現金化は、クレジットカードの利用規約に違反する行為です。バレてしまえばカードの利用停止などのペナルティを課せられる可能性があるので、利用しないようにしましょう。

また、悪質業者であれば個人情報を不正利用されたり、ほとんど現金が受取れなかったりというトラブル被害に遭う恐れもあります。

クレジットカードの現金化業者は、できるだけ利用しないようにしたいですね。

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